【試作レポート】ベタGNDの効果-試作用基板の性能を実測評価
電子回路の試作によく用いられるソルダレスブレッドボードは手軽ですが、GND接続が不十分なため、特に高インピーダンスのアナログ回路ではノイズの影響を受けやすいという課題があります。
当事務所ではこの問題を解決すべく、GNDベタパターンを備えたDIP IC用のプロトタイピングボード(VE-PCB-DIPBB01)を開発しました。従来のブレッドボードと同様の配線方式を採用しつつ、ノイズ耐性を大幅に改善しています。
今回、この基板と市販のブレッドボードで同一のアナログ回路(TIA:トランスインピーダンスアンプ)を構成し、出力信号の比較評価を実施しました。実装基板の様子や観測したオシロスコープの画面も掲載しています。
GND配線が回路の性能に与える影響の大きさを再認識させられる内容となっています。
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